人形祭りとしても知られる日本の女の子の日は、日本の女の子の健康と幸せを祈るために、毎年3月3日に祝われます。日本のお祝いの名前であるひな祭りは、家の中にひな人形のセットを飾り、儀式として美しくおいしい特別な料理やお菓子を頂きます。
日本では、子どもの健康長寿を願って子どもの誕生を祝う習慣がいくつかあります。日本にある多くの子供たちのお祭りの中で、子供が生まれてから最初に行うお祝いは「初節句 hatuzekku」として知られています。初節句 hatuzekkuは生まれたばかりの誕生を祝い、赤ちゃんの成長を祈り、不運を避けるための儀式です。
生まれたばかりの女の子の両親または祖父母は、世代から世代へと受け継がれる特別な人形がない限り、赤ちゃんのためにひな人形のセットを購入します。昔は、赤い毛氈の7段飾りの豪華なものを贈る過程も多くありましたが、昨今は、住宅事情もありコンパクトなタイプが好まれています。
日本には、「ひなまつりが終わってすぐに雛人形をしまわないと婚期が遅くなる」という言い伝えがあります。これは、俗説されていますが、お節句が過ぎたのにいつまでも雛人形を出しておくような「だらしなさ」を戒めるための警告に近いものだとされています。こう言うお話は、外国人にとってとても興味深い文化です。
江戸時代、豪華なひな人形は、武士の家へ嫁ぐ際に嫁入り道具の1つとしても加えられるようになり、高価なひな人形を持たせることのできる家は裕福さを証明できるとされました。そんな時代から引き継がれるアンティークの雛人形を見たい方は、2月から3月の時期に日本を訪れることをお勧めします。各地の博物館やホテルで展示のイベントが催されています。
雛人形の段飾りの登場人物いついては、書きたいことがたくさんありますが、今回は簡単に。
段飾りには宮廷の様々な役職の人々が登場します。
一般的な段飾りの雛人形は、総勢15人の登場人物がいます!それぞれが手の込んだミニチュアのお道具を持っていて、飾る位置が決められています。精巧に作られた雛人形なら、美男美女だけでなく、おじいさんやおじさん、既婚者や独身者も人形の顔で判断できます。凄いですね。時代の流れとともに、美しさの概念が変わっていくのも、雛人形からみてとれます。
外国に住んでいる日本人が、お雛様を飾って“Doll’s Festival” や“Girl’s Festival”と称して、外国人のお友達を招いて楽しい文化交流イベントをしていると耳にします。日本の伝統や文化を楽しんで頂けるとは、本当に嬉しい事。ぜひ3月3日を女の子の素敵な一日として祝って頂けると嬉しいです。
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