中国発祥のラーメン(ra-men)は、日本でも世界でも人気の料理に発展しました。中国語で「引っ張って伸びた麺」が名前の起源で、江戸時代の初めに日本に紹介されたそうです。
それからラーメンは、日本国内で大きく変化し発展しました。中国では、日本のラーメンを“日式拉麺”と呼び、自国のものと区別しています。という事は、ラーメンは日本独自のものと理解して良いという事です。
和食の基本である「出汁」(soup stock) 特にラーメンは、そのスープに工夫が凝らされ、味噌味や塩味、豚骨醤油など、さまざまな種類のラーメンが生み出されています。各店の店主が研究を重ねた美味しい究極のスープ、こてこての濃いスープもあれば、スッキリ澄んだスープもあります。味にこだわる日本人シェフは、もっともっと美味しいラーメンを作りたいと日々努力をしているようです。これらの味は、中華料理には存在しない、日本人の発明といえるでしょう。
そして、極めて和食的と感じるのが、この定食タイプ。ラーメン店の定食といえば、ラーメンに、餃子やチャーハンがセットになっているタイプ。和食の定義は諸説あり、正解があるわけではありませんが、お盆に乗ったこの定食から「ラーメンは立派な和食」と言えるでしょう。
日本のビジネスマンは、飲み会の最後にラーメンが食べたくなる。ビジネスウーマンも帰宅後どんなにお腹がいっぱいでも、TVでラーメン特集が放映されると、ラーメンが食べたくなる。高校生も部活の後、夕飯前でもラーメンが食べたくなる。そんな風に、ほとんどの日本人はラーメンが大好きです。
日本人の中には、特別なラーメン一杯を食べるために、何時間も並ぶ人もいます。でもご心配なく。外国人の皆様は、そこまでしなくても大丈夫です。日本に来たら、google mapでちょっと調べればあらゆる場所にラーメン店が存在します。そして、ほぼどのお店でもご満足いただける美味しいラーメンが食べられます。